去勢手術の実録(5) - 2009.03.29 Sun

昨日の記事の最後の、シュリの様子が分かる様に
ケージの中で寝てもらおうと扉を閉めはしたものの、
このよ~な場所と姿で延々1~2時間…

手術後に、オシッコやウンチをしたのが分かりやすい様にと、
トイレ全体をピッカピカに掃除して磨いたのだけど、
もしかしたら、逆にそんな臭いがしないもんだから、
トイレとして認識しないのかな…と、余計な不安材料まで
自分で作ってしまって、更に不安は増すばかり…
昼間に一度、あまりにも心配で動物病院に電話したけど、
「とにかく安静に…、とシュリの思う様にさせてあげて

そうなるとシュリはまたカーテンの裏でヒッソリと
身を潜めるのだろう…
本当はこの時期、ガラス窓は結露で水滴もビッシリだから
「あ~、そんなところに居られたらシュリが濡れる!汚れるー

って思って嫌だったけど、もうシュリの為には私もここで
少しはシッカリしなければ…と、シュリを自由にして、
泣き腫らした目で、眠れないのを必死で眠った…
翌朝……

アルバムには、この写真を撮影したのは、A.M:11:35と記されている。


シュリーーーーー


シュリだ


差し出す私の指に、チャンと反応してカミカミして来た

大人げなく…泣いた

(も~、めっちゃくちゃ泣きましたあああああ)

凜とした姿で、やっと、去勢手術から2晩を経て、
堂々たるシュリの復活の場面だった…

しゅりぃ~、はぁ~、本当にもうシュリやんな

な




そして、この日チャンとオシッコもウンチも、正常に
済ませたシュリは、多少量は少ないものの、ご飯も
食べて、見ている限りでは通常の生活をしてくれていた

ただ、傷口だけはどうしても
「舐めたいけど、ハリガネの処置の為、舐められない

に苦戦していた…
先生のおっしゃる通り、確かにこれだと猫ちゃん達は
絶対に傷口に舐めてばい菌等を付けたりする事も
ないのではないでしょうか

数日の事とは言え、私とシュリが体験した
もっとも大きな出来事でした

初めてペットと暮らす私… 初めて私と暮らすシュリ…
何もかもをお互いが手探りの中での生活で、
きっと言葉を交わさなくても、たとえほんの少しの
量だったとしても、お互いの気持ちが
伝わり合ったら…どんなに幸せだろう…



まるで「ドラゴンボールに出て来る カリン様」 の様なシュリの寝顔

私のシュリだ…


2005.7.18 生まれ チンチラシルバーの男の子
私と暮らし出したのは同年 2005.10.26
そして、今回の去勢手術決行が、翌年の 2006.2.1
出逢ってすぐに辛い事を押し付けてしまって…
本当にごめんね、シュリ…
この時の事は絶対に一生忘れないから…
麻酔でフラフラなのに、私に寄って来たあの時の
シュリは、絶対に忘れないから…

シュリにしてあげた事…
シュリが教えてくれた事…
お互いが求め合った事…
この小さな命とのふれあいの出来事は
少なくとも私にはかけがえのないシュリとの絆を
強く硬く結ぶ 最大級の出来事でした…
読んで下さった皆さん、本当にありがとうございました
