去勢手術の実録(4) - 2009.03.28 Sat

※ここまで写真を作成しておいて、手術した年を一年間違えている事に気付いた


本当にそう思ってるかの様な、シュリのこの
麻酔が切れてない、ウツロな目や視線が
胸に突き刺さる様に…痛かった…
ジッ…と私を見るシュリを、あまり凝視出来ない…
洗濯物を干しに寝室の方のベランダへ…
凝視出来ない! とは言うものの、このほんのチョットの
離れる時間が…心配ともどかしさでイッパイ…
10~15分後に、リビングへ戻ると、
「え!え?え!?、シュリ? シュリーー?」
シュリがどこにも居ない…

慌てて探す

夕べ一晩入って寝ていたこたつの中を真っ先に!
居ない…
戸棚の中、上…パソコンの裏、ソファーの後ろ…
こんな狭い2DKのアパートで、シュリが隠れるところなんて…
テレビも消して、静かに耳を澄ました…
「あ…」

そこまでして一人になりたいの…?
麻酔って、そんなにしんどいの…?
私の事、もしかして、怒ってる…?
最後の問いかけが私には一番辛い…
シュリが肉体的にも精神的にもここが一番落ち着くのなら、
無理に出て来てもらうのもシュリに負担が掛かるだろうから、
とにかく病院から渡された薬を、このカーテンの裏の
シュリの所まで持って来てあげた。
薬は、2/2~2/6までの5日分

抗生物質と鎮痛剤との事。
粉薬の上手な摂取の仕方を先生から教えてもらい、
言われた通りにしてシュリに差し出す…

初めてクチにするバターが美味しいのか、すんなりと
薬入りのマーガリンを舐めた

あまり量が多いとカロリーが気になるから、ほんの少しと、
甘みを出すためにイチゴジャムを少々混ぜて
薬を練り込んで…
去勢手術からもう丸1日半…(翌日の夜)
驚く事に、シュリが私の前に…来た


しかも、シュリのアルバムを眺めながら
一人悲しみに暮れてるところへ…
思いっきり自分のアルバムの上に全身で乗っかって
まるで 「こんなの見て泣くなって~

シュリが元気付けてくれてる様にも思えたけど、

シュリ自身、きっと辛いだろうな…
自分の体から抜け切っていない麻酔との戦い…
シュリが喋れたら…シュリと会話が出来たら…
イッパイ、凄くイッパイ…体の様子が聞けるのに…

きっと相当頑張って、今、ここまで来てるんだろうな…
「アッ…


まだもウンチを、手術後、一度もしていない…
夕べはこたつの中だったけど、もうカーテンから
出て来る気配もないので…

ハリガネが巻かれている傷口が相当痛痒いのだろう…
チョット舐めては、ハリガネが舌に当たって痛いのか
いつもの様に舐められず、毎回こうして一旦、私の顔を見て、
そして又、舐めては痛がり…クルクルと周りながら、
又、舐めて…そして私を見る…
様子がおかしいと言っても去勢手術と、ただの麻酔が
切れてないだけのこの話…です。
でも、不安で不安で、何も出来ないでただ自分の大事な
猫の様子をひたすら泣きながら、見てるだけのこの
状況が、私には耐え難い苦痛でした…
気が変になりそうなくらい、誰かを心配する事って
よほどの事がない限り、あまり体によくありませんね…
そうそう、心…にも…。
明日の記事でシュリの去勢手術の話は終わりです
