去勢手術の実録(1) - 2009.03.25 Wed

シュリは、 2005.7.18 生まれの 男の子♂
去勢手術の理想の時期は、その猫ちゃんにもよるけど、
生後6~8ヶ月くらいだそうです。
シュリと出逢ったペットショップは、同系列で
動物病院もチャンと完備されているので、
そちらの獣医の先生と相談の末…
シュリ自身が去勢手術に耐えられるだけの
体力などがあるかどうかを検査したのち、
生後6ヶ月目 と言う、早い時期に手術を決行しました。
※早すぎると、固体の体が手術自体に耐え切れない
※遅すぎると、去勢手術をしたとしても、その成果を
あまり期待出来ない との事でした。

この日は動物病院へ行く事自体が2度目。
私自身も、ドキドキとオロオロ…
シュリが本当にチャンと手術に耐えて、また
元のシュリに戻ってくれるまでは不安で不安で
しかたありませんでした…。
去勢手術自体は、たいていの病院で1時間程度で
終わるみたいです。
待合室で待ってたかったけど、とりあえず先生の
おっしゃる通り、シュリを託して病院を後に…
すぐ近くの本屋で時間を潰すこと1時間。
チャンと時間通りに病院から連絡が…
「シュリちゃんの去勢手術が今、無事に終わりましたよ~

迎えに来てあげて下さ~い

震える手でハンドルを握り、大急ぎで病院へ


全身麻酔での去勢手術。 固体差はマチマチだそうですが
この時、シュリはとりあえず大丈夫そうには見えました。

シュリ…なぁ、シュリ~。
初めての大手術、そしてシュリはまだ生後6ヶ月。
ゴメンね… 本当にゴメンね…
でも、シュリの為でもあるの… シュリ…分かってね…

※写真のコメントの「出そう」を間違えてます… ひらがなで「だそう」です。
この、ハリガネでの処置は、病院の方針や、先生によって
違うそうですが、こちらでは全てのワンチャン・猫ちゃんは
ハリガネにされてるそうです。

去勢手術に対する考えや処置は、飼い主さんによって
違うと思いますが、
もし子供を作ったりする事をしないのであれば、
たとえ家猫でも、キチンと手術した方がいい

と私なりに判断したので、今回の手術になったのですが、
正直言って、シュリのこんな顔を見たのは、この時が
初めてだったので、辛くて辛くて少し泣けてしまいました…

いつもだと、キャリーバッグに入るのをとにかく嫌がる
シュリなのに、この時はむしろ
「早く中に入れて

と言わんばかりに、バッグを見るなり自分から
入って行くシュリを見て、
ただただどうしていいか分からず
先生から、去勢手術後の注意事項等を聞き、メモを取って
シュリと二人、病院を後に…

ペットとの生活が始めて… 猫との生活が始めて…
動物の手術ということ自体が始めて…
無事に手術は成功したし、こうして二人一緒に家に
帰ろうとしてるだけなのに、私の不安は増す一方で
そこへ来て、あれだけバッグに自分から入って
「ボクの事はソッとしといて…

って感じだったシュリが
馴染んだ車の中へ乗るなり、必死で出てこようとしてるその姿
を見て、更に、出してあげるべきなのか、
ここはもう我慢してもらって、急いで家へ帰るべきか…
ただ泣きながら 「シュリ

彼の名前を呼ぶことしか出来ませんでした…


思いますが、人間だって動物だって、
仮に手術が成功したとしてもその後の後遺症や急な体調の急変等、
何が起こるかなんて
誰にも分からないことだと思います…
私自身が心配性…なのもあるのかな

でも、この日を境に、私は自らの意思で
本来のシュリを、そうではないシュリ
にしてしまったとゆう罪悪感に駆られ、
過剰なまでの悲痛感と、麻酔が切れて、元の
シュリに戻るまでの数日間を、記録として
残す為にいたしました
